日本時間5月31日(現地30日)、ゴールデンステイト・ウォリアーズはバスケットボール運営部代表兼ジェネラルマネジャー(GM)を務めたボブ・マイヤーズの退任を発表した。マイヤーズの契約は6月いっぱいで満了となる。『San Francisco Chronicle』のCJ・ホームズ記者によると、マイヤーズは延長契約をオファーされたものの、家族と過ごす時間を優先するとして断ったという。また、金銭の問題ではなく、「もし優勝していたとしてもチームを離れていたと思う」とも語っている。 マイヤーズは11シーズンにわたってウォリアーズのGMを務め、2015年と2017年には、最優秀エグゼクティブ賞に輝いた。また、ドレイモンド・グリーンやジョーダン・プールのドラフト指名、FAでケビン・デュラント、トレードでアンドレ・イグダーラやアンドリュー・ウィギンズを獲得、そしてスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)の招聘など手腕を発揮し、2015年、2017年、2018年、2022年とチームは4度優勝を成し遂げている。 マイヤーズとオーナーのジョー・レイコブは記者会見を開いたが、後任に関する明確な発言はなかった。またレイコブは、6月23日(同22日)に行なわれるドラフトについて、マイヤーズはサポート的な役割で携わる予定だとも述べている。 ドラフト以外にも、今オフは2760万ドルのプレイヤーオプションを持つドレイモンド・グリーン、契約最終年となるクレイ・トンプソンとカーHC、そして新たなCBAのルールなど、マイヤーズの後任となる人物には対処すべき大きな事案が待ち構えている。レイコブは「何があっても勝つ。ルールはどうでもいい。我々はやり遂げる方法を見つけようとしている。それが良い組織の仕事なんだ」 と語った。