ヒートが第7戦を制しNBAファイナルへ　ジミー・バトラーは「もう一つ手に入れるものがある」と気を引き締める

日本時間5月30日（現地29日）、マイアミ・ヒートはボストン・セルティックスとプレイオフ・カンファレンス決勝第7戦を戦い、103-84で勝利した。ヒートは2020年以来3年ぶりのNBAファイナルで、デンバー・ナゲッツと優勝を争う。 ヒートはカンファレンス決勝MVPに輝いたジミー・バトラーが28点、要所で3ポイントを沈めたケイレブ・マーティンが26点、10リバウンドを記録。第8シードのチームがNBAファイナルに進出するのは、1999年のニューヨーク・ニックス以来となる。 3戦全勝と一気に王手をかけたヒートだったが、そこからまさかの3連敗。最終第7戦は敵地ボストンと、ヒートにとってまさに崖っぷちの一戦となった。そこで得た勝利に喜びもひとしおと思いきや、バトラーは「自分たちはこの結果に満足していない。もちろん興奮したし幸せだよ。でも、もう一つ手に入れるものがあるんだ」と、NBA制覇という目標に向けて今一度気を引き締めた。 エリック・スポールストラHC（ヘッドコーチ）は、「このグループは挫折や失敗があった時に、自分を奮い立たせる忍耐力がある。そして目標を成し遂げるまで前進し続ける不屈の精神を示してきた」と、チームの忍耐力を絶賛した。 リーグ史上初の0勝3敗からの大逆転劇を狙ったセルティックスだったが、ジェイレン・ブラウンが8ターンオーバー、試合開始直後に足首を捻ったジェイソン・テイタムも14点と精彩を欠いた。ブラウンは、「失敗した。街全体を失望させてしまった」と反省の弁を述べている。 ヒートとナゲッツによるNBAファイナル第1戦は、6月2日（同1日）に行なわれる予定だ。

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