昨季途中でブルックリン・ネッツから解雇されたスティーブ・ナッシュが、トロント・ラプターズと面談したようだ。『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者がレポートしている。ラプターズは4月下旬にニック・ナース前HCを解任し、後任を探している。 ナッシュは2020年から2022年まで、ネッツのヘッドコーチを務めた。在籍中は94勝67敗と勝ち越したものの、今季は開幕から2勝5敗と失速。わずか7試合でチームを離れた。 ネッツ在籍中のナッシュは、ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンというスーパースターをバランスよく活用するという非常に難しい責務を請け負った。さらには、オフコートでトラブルを起こしていたカイリー・アービングのハンドリング、デュラントからは解任を求められるなど、苦しい舵取りを強いられた。 ナッシュはカナダ出身で、現役時代の2012年にはラプターズと契約寸前まで話し合いが進んだことがあったという。その際はサイン&トレードでレイカーズに移籍していたが、コーチとして地元凱旋となるのだろうか。