8試合の出場停止処分のモラントが騒動に言及「事件のほとんどが嘘」「自分の銃じゃない」

NBAは日本時間3月16日(現地15日)、リーグに不利益をもたらす行為があったとして、メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントに8試合の無給出場停止処分を科したと発表した。今月にコロラド州のナイトクラブで銃器を手にしている様子をSNSでライブ配信したことに対する処分だが、モラントは『ESPN』の独占インタビューで銃は自分のものではないと発言している。 NBAはモラントの不祥事について調査を実施。その結果、モラントがチームとして移動している間やNBAの施設内で銃を所持していたことは証明されず、コロラド州当局もモラントを罪に問う十分な証拠を見つけられなかった。 処分発表当日、NBAオフィスにて、アダム・シルバーNBAコミッショナーとモラントの間で今回の行為について会談。シルバーNBAコミッショナーは「ジャの行為は無責任で、無謀で、非常に危険な可能性があった。とりわけ彼をリスペクトする若いファンの間で、彼が持つ絶大な人気と影響力を鑑みると、深刻な結果をもたらすもの。彼は自分の行為を心から悔い、反省している。ジャが今回の一件から学び、メンフィス・グリズリーズとより広範なNBAコミュニティに対する彼の義務と責任が、コートでのプレイをはるかに超えたものであると理解していると、私に明確に示した」と声明を発表していた。 モラントは『ESPN』の元NBAジェイレン・ローズとのインタビューで、「あまり多くを語ることはできないけど、最終的に真実を語れるようになる日が待ち遠しい」と断りつつ、「事件のほとんどが嘘」「自分の銃じゃない」と説明している。 「僕はいつも家族のことを考えている。家族の安否を確認するだけだったし、家族の安全が確認できたらその場を去った。とはいえ、僕は自分の行動に対して全責任を負う、僕は悪い過ちを犯した」 モラントは3月4日(同3日)のデンバー・ナゲッツ戦以降、6試合を欠場しており、これらも無給出場停止の8試合に含まれる予定で、3月21日(同20日)に行なわれるダラス・マーベリックス戦から復帰が可能となる。

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