ブルックリン・ネッツがカイリー・アービングをダラス・マーベリックスへトレードすることで合意したようだ。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者をはじめ、複数の現地メディアが報じている。 マーベリックスはアービングとマーキーフ・モリス、ネッツはドリアン・フィニー・スミス、スペンサー・ディンウィディー、2029年のドラフト1巡目と2027年と2029年の2巡目指名権を受け取るという。 なお、ネッツはこのトレードで獲得したドラフト指名権に加えて、フィラデルフィア・76ersから獲得する2023年のドラフト1巡目指名権を使って、トレード期限日までにさらなる補強に動くと見られている。 アービングのトレードについてはロサンゼルス・レイカーズ行きの噂もあった。当初はレイカーズを交えた3チーム間のトレードも模索していたようだが、ケビン・デュラントを支える即戦力を加えると同時に、かつドラフト指名権を複数手にできるマーベリックスの条件で手を打ったという。 マーベリックスのニコ・ハリソンGM(ジェネラルマネージャー)はナイキに勤めていた頃からアービングと付き合いがあり、ジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)とチームのエースであるルカ・ドンチッチも今回のトレードを支持していると『ESPN』は報じている。 30歳のアービングはこれまで40試合に出場し、平均27.1点、5.1リバウンド、5.3アシストを記録している。今季が現行の契約最終年だったがネッツと延長契約の話がまとまらず、トレードを要求していた。