フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(以下、76ers)は現在、7連勝中でイースト5位(19勝12敗)につけている。中心と担うジョエル・エンビードとジェームズ・ハーデンのコンビもケミストリーに手応えを感じているようだ。『USAトゥデー』のカイ・カーリン記者が伝えた。 昨季途中にベン・シモンズをブルックリン・ネッツに放出し、ハーデンを獲得する電撃トレードに踏み切った76ers。今季は開幕3連敗とスタートダッシュに失敗したが、徐々に調子を上げて、日本時間12月10日(現地9日)に行われたロサンゼルス・レイカーズ戦から破竹の7連勝を飾っている。 エンビードが平均33.0得点、平均9.8リバウンド、タイリース・マクシーが平均22.9得点、ハーデンが平均21.4得点、10.9アシストとビッグ3を形成。中外に核のある構成は、ハマれば相手にとって脅威だ。 昨季はハムストリングの懸念もあり、エンビードとのコンビも完全には機能しなかったが、ハーデンは「コミュニケーションは大事だ。お互いの成功を見たい。彼(エンビード)に何かを尋ねたり、伝えたり、またその逆もしていくつもりだ。それがチームにとっていいことだと理解している」と、時間が問題を解決してくれていると語っている。 また、エンビードも「タイミングがすべて。ダブルチームをされたら、相手に止められるよりもパスを出した方がいい。チームメイトも僕がエルボーでボールを持つか、ポストに行くか知ることで、タイミングが良くなったんだ。ハーデンにはもっとキャッチ&シュートをするように言ってきた。まだ長い道のりがあるけど、シーズンが進むにつれて良くなるし、完成に近づいていくはずだ」と話しており、ポストシーズンに向けて順調な時間を過ごしている。