メンフィス・グリズリーズのエースであるジャ・モラントはNBA4年目の今季、ここまでリーグ9位の平均27.6得点を叩き出し、自己ベスト級のシーズンを過ごしている。そんな成長著しい23歳は、若き日にシーズンMVPに輝いたレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)と同等のスタッツを残しているという。 2019年ドラフト全体2位指名のモラントは、ドラフト1位のザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)が怪我でシーズン全休となったのとは対照的に、スターダムを一気に駆け上がった。特に得点力アップは目覚ましく、3年目の昨季は平均27.4得点まで伸ばしてMIP(最も成長した選手)を受賞した。 身長191cmながら垂直跳び44インチ(約111.8cm)と言われる圧巻の跳躍力とスピードを誇り、積極的にドライブを仕掛けるスタイルが特長のモラント。『StatMuse』によれば、リーグ9位の平均27.6得点、6.7リバウンド、7.9アシスト、1.2スティール、勝率73.9%を挙げており、主要3部門で同等の数字+勝率70.0%以上を記録したのは、過去に2009-10シーズンのジェームズ(当時キャブズ所属。平均29.7得点、7.3リバウンド、8.6アシスト、チーム勝率74.4%)だけだという。 同シーズンにジェームズはシーズンMVPを獲得しており、モラントもグリズリーズ(19勝9敗)をウェスタン・カンファレンス首位に立たせ続けることができるか、注目が集まる。