ダラス・マーベリックスは、日本時間5月13日(同12日)に行われたフェニックス・サンズとのカンファレンス準決勝第6戦で113-86と勝利し、シリーズ成績3勝3敗のタイに持ち込んだ。若きエースのルカ・ドンチッチは、今シリーズで感情のコントロールが上手くできているようだ。 2連敗スタートだったマーベリックスだが、ホームでの第3戦、4戦で2連勝。さらに王手をかけられて迎えた第6戦では、第2クォーターに32-20とリードを奪うなど、27点差をつけて快勝した。 ドンチッチは左足を痛めながらも、チームトップの33得点(フィールドゴール11/26、3ポイント2/8、フリースロー9/14)、11リバウンド、8アシスト、4スティールの大活躍。今シリーズを通しても平均32.2得点、9.8リバウンド、7.5アシストと攻撃を牽引している。 もっとも、この日に限ってはサンズを86得点、シュート成功率39.7%に抑えたことが大きく、『Sports Illustrated』のマイク・フィッシャー記者によれば、ドンチッチは「守備でこのゲームに勝ったと思う」とディフェンスの出来に胸を張った。 対サンズにおいて、ドンチッチは相手エースのデビン・ブッカーとのマッチアップもあり、プレイが止まっている際に言葉を投げかけているシーンも見受けられる。ヒートアップ癖が時に問題視されるが、自分の中では上手く駆け引きができているようだ。 「トラッシュトークは好きさ。相手が仕掛けてくれば僕も応戦する。面白いよ」 5月15日(同14日)に行われる運命の第7戦を制し、ドンチッチは自身初のカンファレンス決勝に駒を進められるだろうか。