ロサンゼルス・レイカーズは今季、“スーパーチーム”と言われる豪華メンバーを揃えながら、ウェスタン・カンファレンス11位(33勝49敗)でプレイイン・トーナメント進出さえ逃した。フロントはシーズン前にラッセル・ウェストブルック獲得の“圧力”があったことに不満を抱えているようだ。『Bleacher Report』のエリック・ピンカス記者が伝えた。 レイカーズはレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ウェストブルック、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワードらスターを擁し、開幕前は優勝候補の筆頭に挙げられていた。しかし、ジェームズとデイビスが怪我で長期離脱したのに加え、33歳のウェストブルックがアジャストに苦しみ、波に乗れず。日本時間1月26日(現地25日)のブルックリン・ネッツ戦を最後に勝率5割を下回り、最終的に借金は「16」までかさんだ。 ピンカス記者によれば、ウェストブルックをトレードで獲得した背景には、ジェームズとデイビスの意見もあったとのこと。しかし、強力ビッグ3結成は不発に終わって早々に長い休暇に入ることになり、レイカーズのフロントは「ジェームズとデイビスが在籍する『クラッチ・スポーツ・グループ』からのウェストブルック獲得の内部的圧力を非難している」と伝えている。 また、『NBC Sports』のダン・フェルドマン記者も、ジェームズの大きな影響力について触れるとともに、レイカーズの今後を展望している。 「おそらくジェームズ、デイビス、クラッチ・スポーツ・グループはレイカーズにウェストブルックを獲得するように促した。しかし、スターの要求を管理するのはゼネラルマネージャーであるロブ・ペリンカの仕事だ。プレイオフで勝ち残っていれば彼らはハッピーだっただろうが、年齢とともに能力が低下し、ウェストブルックはマッチしなかった。4700万ドル(約61億4000万円)のプレイヤーオプションであるウェストブルックが来季戻ってくることを望んでいる人間はいないようだ。ただ、ジェームズは依然として大きな影響力を持っている。今夏、契約延長の資格があり、チームの方針が気に入らなければサインしないだろう」 巻き返しのために、レイカーズのフロントがどのようなチーム作りを推し進めるのか、注目が集まる。