ロサンゼルス・レイカーズの37歳レブロン・ジェームズは、日本時間3月20日(現地19日)に行われた敵地でのワシントン・ウィザーズ戦で38得点をマークし、通算得点で歴代単独2位に浮上した。 通算得点で歴代2位のカール・マローン(3万6928得点)超えまであと20得点でウィザーズ戦を迎えたジェームズ。第2クォーター残り5分20秒、スタンリー・ジョンソンのパスからレイアップを決め、殿堂入りを果たしているレジェンドを追い抜いて新たに2位へ名を連ねた。 プレイが途切れると敵地キャピタル・ワン・アリーナの2万476人のファンからスタンディングオベーションが起こり、ジェームズも手を挙げて感謝の意を示した。 『ESPN』のオーム・ヤンミスク記者によれば、ジェームズは「俺は何年もこのリーグでプレイしてきて、過去の偉大な選手たしを含めて様々なつながりがある。この瞬間を味わうことができて光栄に思う」と語ったという。同じ2003年ドラフト組で同僚のカーメロ・アンソニーも「彼がハイレベルなプレイを見せ、今一緒に戦っていることに驚くよ。NBAの歴史で最高のスコアラーになるチャンスがあるわけだしね。若い頃、カール・マローンやカリーム・アブドゥル・ジャバーの記録を抜ける者はいないと思っていた」と敬意を示した。 残すは歴代トップのカリーム・アブドゥル・ジャバーの3万8387得点のみ。新記録達成は決して不可能な数字ではないように見えるが、ジェームズはこれまで通り、周囲を生かすプレイスタイルを崩すつもりはない。 「それ(ジャバーの記録更新)は考えていない。どこかで達成したいとは思うけど、チームメイトとともに戦って、上手くいけば、という感じだ」 偉大な記録誕生まであと1440得点。多くの人々がその行方に注目している。