今季未出場のロケッツのジョン・ウォールはバイアウトを受け入れる意思はなし

ヒューストン・ロケッツのジョン・ウォールは、今季ここまで公式戦に1試合も出場していない。日本時間2月11日(現地10日)にトレード・デッドラインが近づくなか、31歳のベテランはバイアウト(契約買い取り)の意向はないようだ。 ウォールは2020年12月、ラッセル・ウェストブルック(現ロサンゼルス・レイカーズ)とのトレードでロケッツへ移籍。左足アキレス腱断裂を乗り越え、40試合に出場して平均20.6得点、6.9アシストを記録した。 しかし、再建中のロケッツは2021年のドラフト2位指名ジェイレン・グリーンや3年目のケビン・ポーターJr.ら若手の育成を優先し、同年9月にウォールと移籍を模索することで合意。ただ、2年総額9100万ドル(約104億円)の高額契約が残る影響で引き取り先がなく、状況は停滞したままとなってきた。 ウェスタン・カンファレンス最下位(12勝32敗)に沈むロケッツとしては、チーム方針にフィットしないウォール(31歳)とエリック・ゴードン(33歳)の処遇決定を急ぎたいところ。『Bleacher Report』のジェイク・フィッシャー記者は、バイアウトの可能性は依然として低く、怪我人続出でガードの層が薄いクリーブランド・キャバリアーズを取引候補に挙げている。 「ジョン・ウォールはどんな(条件の)バイアウトも受け入れるつもりはないようだ。キャバリアーズは今後数週間でそれほどアグレッシブに動くとは思われていないが、リッキー・ルビオとコリン・セクストンが今季絶望の怪我を負っているだけに、ルビオと1巡目指名権を使い、エリック・ゴードンなどバックコートの補強を模索するだろう」 もっとも、キャブズも今年に入ってロサンゼルス・レイカーズからベテランガードのラジョン・ロンドを獲得しており、活発な動きを見せる理由は少ないかもしれない。

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