ニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンは、オフシーズンに右足を骨折した影響で、3年目の今季ここまで1試合も出場していない。往年の名選手で、現在は解説者を務めるチャールズ・バークレーは、自身とも比較されることがある後輩へ冗談交じりにダイエットを勧めた。 2019年ドラフト全体1位指名のウィリアムソンは、ルーキーイヤーは右膝半月板損傷により、24試合の出場止まり。2年目の昨季は61試合でコートに立ち、平均27.0得点、7.2リバウンド、フィールドゴール成功率61.1%の成績を残し、オールスターにも初選出されていた。 しかし、オフシーズンに右足を骨折し、開幕から欠場。回復が思うように進まず、昨年12月には骨折部位の骨癒合を促進する注射を受けたことが発表された。 現在は個人のリハビリに専念しており、ウィリアムソンはリリースで「僕にとって非常に難しいプロセスになっている。安全にコートに戻る前に、リハビリでやるべきことがあるのは分かっている。最高のレベルでペリカンズのファンとニューオーリンズの街を代表できるように、必要な時間を費やし続ける」と誓っていた。 そのなかで、同じパワーフォワードとして比較されることもあるバークレーは、『TNT』の番組 『Inside the NBA』で「ザイオンに俺がやっていたダイエットをさせるつもりだ。もし(食事が)美味しかったら吐き出してくれ(笑)」と冗談交じりにコメントした。 「俺たちはジョークを言っているが、ザイオンは才能があり、素晴らしい選手。彼が健康になることを望む。体重を抑制できれば、10億ドル(1160億円)を稼ぐことができる。どれだけのヤツが、俺が太っていて怠け者だと言ったか。ザイオンの周りにいるのは誰だ? 彼はNBAでベストプレイヤーになれる可能性がある。問題は、俺がNBAに入った時は周りにベテランがいたが、ペリカンズの最年長は誰だ? おそらくブランドン・イングラムだが、彼も25歳だ(実際はギャレット・テンプルの35歳がチーム最年長。イングラムは24歳)」 圧巻のポテンシャルはすでに実証済みなだけに、ウィリアムソンが健康にプレイし続けられることを願うばかりだ。