ワシントン・ウィザーズの八村塁は、日本時間12月24日(現地23日)の敵地ニューヨーク・ニックス戦でベンチ入りした。しかし、チームを率いるウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチは、実戦復帰のタイムテーブルに関しては慎重な姿勢を貫いている。 NBA3年目を迎えた八村は個人的な理由により開幕前のトレーニングキャンプを欠席し、レギュラーシーズン開幕後も欠場中。一時は体重が落ちていると報道されるなどコンディションが不安視されたが、チーム傘下のGリーグチーム・キャピタルシティ・ゴーゴーでの練習参加を経て、現在はウィザーズで個人メニューを中心に調整を行ってきた。 12月22日(現地21日)のブルックリン・ネッツ戦(延期)、24日のニューヨーク・ニックス戦のニューヨーク遠征に帯同した八村。ニックス戦ではユニフォームを着てベンチ入りしたが、アンセルドJr.ヘッドコーチが試合前に「塁は出場しない」と示唆していたとおり、出番はなかった。 記者会見内では「復帰は近づいてきましたか?」との問いに、「イエス、近づいてきた」と答えつつも、アンセルドJr.ヘッドコーチは具体的な日程については明言を避けた。 「まだ具体的な復帰日は決まっていない。当然、早めの復帰を願っているが、新たなステップだ。ここまでの離脱期間が長いので、チームメイトと一緒にいること、この環境にいることはすごく大事だ。これも彼とチームが一緒に計画した調整プランの一環だ」 12月は負けが込み、スタートダッシュでの貯金を一時使い果たしてしまったウィザーズ。チームとしては、八村の復帰とともに勢いを取り戻したいところだ。