シャーロット・ホーネッツのラメロ・ボールは、リトアニアとオーストラリアでのプレイを経て。NBAの世界に飛び込んだ。世界を旅してきた経験も豊富で、移動が多いNBAのシーズンは苦ではないと、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者とのインタビューで明かしている。 2020年のドラフト全体3位指名で加入したルーキーイヤーは右手骨折による離脱期間もあったが、51試合に出場して平均15.7得点、5.9リバウンド、6.1アシスト、1.6スティールの成績を残し、新人王に輝いたボール。2年目の今季は攻撃での存在感をさらに増し、平均19.8得点、7.5リバウンド、8.0アシスト、1.9スティールとさらにオールラウンダーぶりに磨きがかかっている。 物怖じしない強心臓、勝負強さが魅力のボールだが、移動続きのNBAの厳しいスケジュールも苦に感じていないのが、ハイパフォーマンスの要因の1つと言えるようだ。 「NBAでは、(移動で)旅をしているような感覚はないかな。NBAでの日々は、旅という観点ではずっと楽だよ。海外ではバスに16~20時間乗ることも少なくない。リトアニアは地獄のように寒かった。ベッドも足や腕がはみ出る。悪いビートタウンホテルのほんの一部さ」 2018年にリトアニアのプリエナイ、2019-20シーズンはオーストラリアのイラワラ・ホークスでプレイしたボール。異なる環境に身を置き、様々な国籍の選手たちと時を共にしたことで、メンタルも逞しさを増したようだ。