日本時間11月27日(現地26日)、ゲインブリッジ・フィールドハウスでインディアナ・ペイサーズ(8勝12敗)と渡邊雄太が所属するトロント・ラプターズ(9勝10敗)が対戦する。ロード6連戦最終戦に勝利して勝率5割復帰を目論むラプターズは、直前の試合で待望の復帰した渡邊に注目が集まる。※試合前にラプターズから渡邊の欠場が発表(怪我のマネジメントのため) ふくらはぎの怪我で開幕から欠場していた渡邊は、25日(同24日)に行われた古巣メンフィス・グリズリーズ戦で今季初出場を果たした。試合では13分間プレイし、3点、3リバウンド、2スティール、2ブロックを記録している。試合後の会見で「足の状態は完璧ではない」とコンディションがまだ万全ではないと語ったが、絶妙なポジションでボールを相手から奪い、ディロン・ブルックスのダンクを豪快なブロックで止めるなど、随所で存在感を発揮。1か月半ぶりに立ったコートで元気な姿を見せた。 出場時間は決して多くなかったが、ハッスルプレイやディフェンスでチームに喝を入れた渡邊の復帰を、ニック・ナースHC(ヘッドコーチ)も喜んでいる。「ものすごい闘志でプレイし、懸命にディフェンスしてくれたね。彼はサイズもあって、どのポジションにも対応できる貴重な選手。このまま健康を維持し、シーズンを送ってほしい」とその活躍を称賛し、渡邊に対する期待値の高さを示した。また、チームリーダーのフレッド・バンブリートも「すごいブロックを決めたし、ディフェンス面でかなり貢献していたね。チームのシステムを熟知している選手だから戻ってきてくれて本当に嬉しいし、心強い」と厚い信頼を寄せている。 自らの持ち味を存分に活かし、チーム内で高い評価を受ける渡邊だが、本人は冷静に自らの課題に目を向けている。「次の試合ではオープンなショットをもっと決め、オフェンスでも貢献しないといけない」と3本すべてのシュートを外した復帰戦を振り返り、気を引き締めた。 なお、4戦連続欠場中のOG・アヌノビーの復帰が見送られれば、ペイサーズ戦で渡邊のプレイタイムが増える可能性は十分にある。昨季のペイサーズ戦ではFG成功率23.1%(3/13)、3ポイント成功率28.6%(2/7)と振るわなかったが、今試合では攻守で結果を残してチームでの存在感をさらに高めたいところだ。 NBAでロールプレイヤーとしての地位を確立しつつある渡邊は、自らの活躍でチームを約3週間ぶりの連勝に導けるか。
皆さんは渡邊選手がペイサーズ戦で何点取ると思いますか?