昨季は実に8年ぶりにプレイオフでの勝利を記録し、今季はさらなる躍進が期待されていたニューヨーク・ニックスだが、7勝5敗と思いのほか勝ち星を伸ばせていない。さらに直近6戦では4敗と調子を落としている。 なかでも今季からチームに加わった司令塔のケンバ・ウォーカーは、直近4試合で計19点と失速。キャリア11年目のベテランが自身のプレイについて自己批判した言葉を、『yahoo! sports』のコリン・マーティン記者がレポートしている。 「(チームの不調について)自分に多くの責任を負わせたいと思っている。僕はチームメイトが試合開始時により良い状態で迎えられるよう手助けできると思っている。もっと声をかけることができたのに、自分が十分エネルギッシュじゃなかったと思うんだ。それが自分の役割だし、チームメイトを盛り立てなければならなかった。その点においては、間違いなく自分に責任があると思う」 ウォーカーはアグレッシブさに欠ける理由として、「新しい役割やチームに適応することが、自分らしくないパフォーマンスの大きな要因」と分析している。 「新しい環境で、まだ自分のやり方を見つけようとしているところだ。いい試合もあれば、そうでない試合もある。それはまだ自分のやり方を見つけようとしているからに他ならない。これまでとは全く異なる新しい状況に置かれ、役割が与えられているが、そうしたことは必ずあるもの。あまり心配していないよ」 ニックスは日本時間11月13日午前9時(現地12日)から、敵地スペクトラム・センターでシャーロット・ホーネッツと対戦する。ウォーカーはチームメイトを鼓舞するだけでなく、マッチアップするラメロ・ボールを老獪なテクニックで圧倒し、ニックスを勝利に導くことができるか。