今季からワシントン・ウィザーズでプレイするカイル・クーズマは、開幕からの4試合で平均13.8点、11.8リバウンドと好調だ。チームも3勝1敗と勝ち越すなど、早くも新天地で活躍を見せている。 そんなクーズマが、2017年のプロ入りから昨季まで4シーズン過ごしたのがロサンゼルス・レイカーズだ。プロ入りから2年間は順調に出番と成績を伸ばしていたものの、3年目の2019-20シーズンに同じポジションのアンソニー・デイビスが加わったことで状況が一変。先発から控えとなり、前年には平均18.7点を記録していた平均得点も12.8にダウンした。 しかしクーズマは決して腐ることなく、この機会に新しい役割を見つけようと励んでいたようだ。『NBC Sports Washington』でレポーターを務めるクリス・ミラーとのインタビューで明かしている。 「レブロン(ジェームズ)やADが来たら、当然他の選手たちが二の次になるのは当然だし、それが悪いことだとは思わない。自分の場合、スコアリングの役割だけでなく、ボックスアウトやリバウンド、ディフェンスなどといった細かな仕事もこなすことができた。チャンピオンになったり、高いレベルで勝つために必要な、そうした役割を果たす術を身につけられたんだ。ウィザーズではそれらをすべてやり遂げたいと思っている」 先述の通りウィザーズは好調で、クーズマ以外にも同じくレイカーズから加入したモントレズ・ハレルやケンテイビアス・コルドウェル・ポープも新天地で活躍を見せている。さらに、八村塁も個人練習を始めたと報じられており、チーム合流もそう遠くないはず。今季は、3年ぶりのプレイオフ出場を決めた昨季以上の成績も期待できるかもしれない。