ニックスのケンバ・ウォーカー、セルティックスからの退団を回想「トレードされることを知らなかった」

オールスター出場4回を誇るケンバ・ウォーカーは今夏、生まれ故郷であるニューヨークに拠点を置くニックスの一員となった。自身2回目の移籍となったなか、ボストン・セルティックスから放出されることは“想定外”だったと振り返っている。 セルティックス所属2年目の2020-21シーズンは膝の故障に苦しみ、43試合の出場で平均19.3得点、4.9アシストにとどまったウォーカー。昨季レギュラーシーズン終了後からの約2カ月間は状況が目まぐるしく変わった。 今年6月、アル・ホーフォード、モーゼス・ブラウン、2023年のドラフト2巡目指名権、トレード・エクセプションとの交換でオクラホマシティ・サンダーへトレード。日本時間8月7日(現地6日)にサンダーからウェイブされ、その4日後にニックスと2年総額1800万ドル(約20億6000万円)で契約を結んだ。新天地ニックスでは、同じポイントガードのデリック・ローズとともに、リーダー役を期待される。 新シーズン開幕を前に、ウォーカーは『ESPN』のザック・ロウ記者がホストを務める『Lowe Post podcast』に出演。セルティックスでの2年間と退団を振り返っている。 「俺は間違いなくポジティブな人間だと思っている。いつも笑顔だったし、ボストンでの時間は素晴らしかった。素晴らしいチームメイトもいた。今でも彼らと話をするよ。ただ、正直、トレードされることを知らなかった。トレードされる選手になりたいと思ったことはないし、考えたこともなかった」 予期せぬ別れとなったが、最終的に生まれ故郷のニックスでプレイすることになり、31歳のウォーカーにとってはいっそう気合いの入るシーズンとなるのは間違いない。

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