NBAでは約95%の選手が新型コロナウイルスのワクチンを接種したと報じられるなか、残り5%のうちの1人がゴールデンステイト・ウォリアーズのアンドリュー・ウィギンズだ。チームのあるサンフランシスコでは、プロアスリートが屋内でプレイするにはワクチン接種が求められているため、未接種のウィギンズはホームゲームに出られない可能性がある。 そんななか、チームメイトであるウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、自分から接種を促すようなことはしないと語っている。『NBC Sports Bayarea』が伝えている。 「彼が何をすべきか、何をすべきでないかを指示する立場にはないと思っている。自分がチームのリーダーとして、『俺たちはお前のことが本当に必要なんだよ…』なんて言うつもりもない。自分がやりたいと思ったことをやるんだ。ポリオワクチンを接種したかどうかを聞くつもりも、新型コロナウイルスのワクチンを接種したかどうかを聞くつもりもない」 なお、ワクチン未接種による欠場には給与が支払われないため、ウィギンズがこのまま接種を拒んだ場合、1試合ごとに38万5000ドルを失うことになる。チームとしても昨季先発を務め、平均18.6点を挙げていたウィギンズの不在は苦しく、双方にとって痛手となるのは明白だ。それでもグリーンは、「彼がワクチンを受けようが受けまいが、他の誰が受けようが、自分には関係ない。自分がこのチームのリーダーだからといって、ワクチンに関して彼がどうするべきか指示する権利はない。彼の個人的な選択なんだ」と、ウィギンズの意思を尊重する姿勢を見せている。 開幕まであと3週間。ウォリアーズはウィギンズ不在のなかホームゲームを戦うことになるのだろうか。