ブレイク・グリフィン、“ダンクの呪縛”に苦しんだピストンズ時代を回想「あれにはイラついた」

ブルックリン・ネッツのブレイク・グリフィンは、今年8月に1年260万ドル(約2億8500万円)で再契約を即決した。シーズン途中にバイアウトを経てネッツに加入し、復活の狼煙をあげたが、かつての“ダンクマスター”のイメージに悩まされたことを明かしている。 2009年のドラフト全体1位指名でNBA入りしたグリフィンは、足の怪我でルーキーイヤーを棒に振ったが、翌2010-11シーズンに平均22.5得点、12.1リバウンドの成績でオールスター出場、ダンクコンテスト優勝、新人王獲得と旋風を巻き起こした。豪快なダンクを武器にリーグを代表する選手となったが、2018年1月にデトロイト・ピストンズへトレードされて以降は、怪我もあって輝きを失っていった。 昨季はシーズン途中にピストンズとバイアウトで合意したあと、日本時間3月9日(現地8日)にネッツと契約した。移籍後は26試合(うち先発10試合)に出場して平均10.0得点、4.7リバウンド、2.4アシスト、3ポイント成功率38.3%を記録。レギュラーシーズンは主にシックスマン的な役割だったが、ミルウォーキー・バックスとのプレイオフ・カンファレンス準決勝では平均12.0得点、7.7リバウンド、フィールドゴール成功率54.1%をマークするなど、第7戦までもつれる白熱のシリーズの原動力となった。 ピストンズでは2019年12月に左膝を痛めて戦線離脱し、手術を敢行。最後にダンクしたのは19年12月で、昨季ネッツ移籍前に出場した20試合でダンクはゼロだった。グリフィンはJJ・レディックがホストを務めるポッドキャスト番組『The Old Man and The Three』に出演した際、「400日以上ダンクをしていないというスタッツには、ほんの少しイライラした」と本音を明かしている。 「世間は『アイツは1年以上ダンクしていない』って目で見ていたけど、俺としては『(怪我で)1年以上プレイしていないのに』という感じだった。みんながそのスタッツを知って話していたからイラついた。『試合の代わりに日数で見てみよう』とも言っていたしね」 かつてロサンゼルス・クリッパーズでダンクを連発していた時ほどの身体能力はなくなったが、ハッスルプレイなどロールプレイヤーとして自らの居場所を見出したグリフィン。ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンの“ビッグ3”とともに、タイトルを手にできるか注目が集まる。

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