CJ・マッカラムがクオリファイングオファーのルールに苦言を呈す

今オフ、クリス・ポール(フェニックス・サンズ)からNBA選手会長の座を引き継いだCJ・マッカラム(ポートランド・トレイルブレイザーズ)が、クオリファイングオファーのルールに関して苦言を呈した。 クオリファイングオファーとはチームが選手を残留させるための1年契約のオファーで、主にルーキー契約が終了する選手に適用されることが多い。このオファーを受けると選手は制限付きFAとなり、オファーがなければ無制限FAとなる。そしてこのクオリファイングオファーはチームの都合によって撤回できるというのがポイントで、今年は日本時間8月14日(現地13日)までそれが可能だった。 今夏、ヒートは当初ケンドリック・ナンに対してクオリファイングオファーを提示していたものの、サイン&トレードでトロント・ラプターズのカイル・ラウリーを獲得したことで状況が一変。ヒートは473万ドルになる予定だったナンの契約を負債とみなし、8月4日(現地3日)にクオリファイングオファーを撤回したのである。 無制限FAとなったナンだが、FA市場の交渉解禁から1日経っていたことで不利になってしまったのは事実。その後ロサンゼルス・レイカーズと2年契約を結んだものの、もし事前に無制限FAとなっていたら大型契約を結べていた可能性も十分ある。 マッカラムは『The Woj Pod』に出演し、ナンに対するヒートの対応に疑問を呈している。 「ケンドリック・ナンの状況を見ていた。彼はフリーエージェントになる予定だったのに、ヒートは資金が不足するまでナンの対応を後回しにした。自分が間違っていたら訂正してほしい。リーグでこのようなことが起きているのに、こういうことは議論されないのか? FA市場が枯渇するのを待っているような状況の中で、チームが選手の権利を手放すという操作についてはどう考えているのだろうか」 こうしたルールは過去にNBAと選手会の間で合意したものではある。しかし、一部の選手が不利益を被る可能性があるのも事実。現行の労使協定(CBA)は2022-23シーズン終了後、相互にオプトアウトの権利があるため、マッカラムにはこのタイミングでクオリファイングオファーに関するルールの改定に動くかもしれない。

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