ベン・シモンズは「ドレイモンド・グリーンの若くてグレードアップ版」 ウォリアーズに米識者がトレード決断を主張

ゴールデンステイト・ウォリアーズは、今オフに最もトレードの噂が飛び交っているチームの一つだ。これまではステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンの“ビッグ3”はアンタッチャブルな扱いだったが、フィラデルフィア・76ersのベン・シモンズ獲得のために、グリーンを手放すべきだと米識者が主張している。 ウォリアーズは2020-21シーズン、トンプソンが全休ながら、前年の左手骨折から復活したエースのステフィン・カリーがリーグトップの平均32.0得点を叩き出し、カンファレンス8位(39勝33敗)でプレイイン・トーナメントに進出。しかし、セブン・エイト・ゲームでロサンゼルス・レイカーズに敗れると、その後にメンフィス・グリズリーズにも敗れて2年連続でプレイオフ進出を逃した。 2年連続シーズン全休のトンプソンが新シーズンには復帰する見込みで、カリー(33歳)、トンプトン(31歳)、グリーン(31歳)のビッグ3が久々に揃う予定。3人とも30歳を超え、徐々に再建の時も近づくなかで、今オフにはブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、シモンズらがトレードでの獲得候補として噂が上がっていた。 これまでは、2020年ドラフト全体2位指名のジェームズ・ワイズマン、アンドリュー・ウィギンズ、将来のドラフト指名権を中心とした条件だったが、人気アナリストのクリス・ブルサード氏は『Fox Sports 1』の番組『First Things First』で、26歳のシモンズを獲得するために、グリーン放出を視野に入れるべきだと説いた。 「ベン(シモンズ)はドレイモンド・グリーンの若くて、グレードアップバージョンだ。私がウォリアーズ関係者だったらどうするか? ドレイモンドをトレードする。私はベン・シモンズのために若いジェームズ・ワイズマンを諦めて放出したくない。シモンズにはドレイモンドと同じ役割でプレイさせる。プレイメーカーとして、素晴らしいディフェンダーとしてだ。彼はボールを動かしていなければ、ダンクスポットにポジションを取ることもできる」 同じポイントフォワードで、卓越した守備力も備える両者だが、シモンズはグリーンより5歳若く、身長も13cm大きい。シュートレンジの課題はあるものの、カリー&トンプソンの“スプラッシュ・ブラザーズ”を生かし、インサイドでもプレイできる点は魅力だろう。グリーン放出となれば、大きなテコ入れとなるが、果たしてウォリアーズはどのような決断を下すだろうか。

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