ケンバ・ウォーカーがオクラホマシティ・サンダーとのバイアウトに合意し、ニューヨーク・ニックスと契約する道が開かれたと『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。 サンダーのサム・プレスティGM(ゼネラルマネージャー)とウォーカーの代理人らは、サンダーが残り2年の契約を買い取ることで合意に達したようだ。これで無制限FAとなったウォーカーは、地元球団で約1000万ドルのサラリーキャップの空きがあるニューヨーク・ニックス行きが噂されているのだ。 31歳のウォーカーは、6月にボストン・セルティックスからトレードでサンダーに移籍したばかりだった。ただし、サンダーは再建を推し進めているため、ウォーカーを手放してでも若手に出場機会を与えることを優先したのかもしれない。 サンダーは7月に23歳になったばかりのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーに、5年1億7200万ドルの延長契約に合意したことが報じられたばかりだった。さらにルーゲンツ・ドートも成長しており、先のドラフトでもジョシュ・ギディー(6位)、トレイ・マン(18位)とガードを指名している。 なお、セルティックス時代のチームメイトであるエバン・フォーニエもニックス行きで合意したと報じられており、ウォーカーも入団となれば再びバックコートでコンビを組むことになる。チームはプレイオフ1回戦でオフェンスが停滞しアトランタ・ホークスに敗れたが、そうした弱点の解消につながると考えられている。 昨季ウォーカーは左膝の怪我の影響で43試合の出場にとどまったが、平均19.3点、4.9アシストを記録している。