7月26日(月)、日本と同じグループCに属するアルゼンチンとスロベニアがオリンピック初戦を戦い、118-100でスロベニアが勝利した。試合開始から1分23秒以降は終始スロベニアがリードを保ち続ける圧勝で、一時は最大30点の差をつけている。また、リバウンドで59-32と大差をつけた。 この試合で最も輝きを放ったのはルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)だった。試合開始3分でいきなり3ポイント3本を沈めると、第1クォーターだけで17点をマーク。前半を終えて31点、8リバウンドと完全に試合を支配した。その後も得点を積み重ね、試合残り4分35秒で交代する際には、48点(フィールドゴール18/29、3ポイント6/14、フリースロー6/7)、11リバウンド、5アシスト、3ブロックという驚異のスタッツを残していた。1988年のソウル五輪でブラジルのオスカー・シュミットがマークした55点という1試合最多得点記録の更新こそならなかったものの、鮮烈なオリンピックデビューを飾ったと言えるだろう。 アルゼンチンはかつてヒューストン・ロケッツなどでプレイし、長く代表で活躍している41歳のルイス・スコラとデンバー・ナゲッツのファクンド・カンパッソが先発。スコラは27分7秒プレイしてチームハイの23点、カンパッソは同2位の21点に加えて6リバウンド、4アシスト、そしてベンチからオクラホマシティ・サンダーのガブリエル・デックが17点、8リバウンドを記録したものの、スロベニアの勢いは止められなかった。 スロベニアは29日(木)に日本、アルゼンチンは同日スペインと戦う。