オクラホマシティ・サンダーのチェット・ホルムグレンが、日本時間11月11日(現地10日)に行なわれたゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で負傷した。後にチームから、右腸骨翼骨折であったことが発表されている。ホルムグレンは8~10週間後に、復帰に向けたプロトコルが発表される予定だという。 ウォリアーズ戦の第1クォーター途中、ドライブしてきたアンドリュー・ウィギンズのシュートを防ごうとブロックに跳んだホルムグレンは、空中でウィギンズと接触。腰から床に落下していた。 ホルムグレンはNBAドラフト直後の2022年夏、リスフラン関節靭帯損傷を負って1シーズン全休している。その時の負傷に次ぐ規模の大怪我となってしまった。 その後ホルムグレンは自身のXに「似たことを前に経験したことがよかったのか悪かったのか分からない。どうアプローチすればいいのかは分かっている。何をすればいいか、何をしてはいけないのか、この経験を終えた後がどれだけすばらしいのかを知っている。一方で、このプロセス、精神的に疲れることをまたやらなくてはいけないことにフラストレ―ションを感じている。何よりも、チームメイトを助けることができず、ファンや応援してくれている人たちのために、しばらくプレイできないことがつらい」と心境を吐露。それでも、「僕やチーム、バスケを必要とする僕の気持ちを応援してくれている人たちみんなが、復帰に向けた情熱の大きな理由」と、前向きにリハビリに取り組むことを誓っている。 なお、ホルムグレンは開幕からの9試合で平均18.2点、9.2リバウンド、2.9ブロックを記録。今季のブロック数(26)は、ビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)に次ぐ2位だった。そうした大黒柱の離脱に、エースのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーは「つらいね。彼が大丈夫であることを願っている。(怪我は)ゲームにはつきものだけど、残念だ」とコメントしている。