日本時間11月20日(現地19日)、デンバー・ナゲッツのラッセル・ウェストブルックがこの日行なわれたメンフィス・グリズリーズ戦で、通算200回目のトリプルダブルを達成した。200の大台到達はリーグ史上初となる。 NBAカップのグループプレイ2戦目として行なわれたグリズリーズ戦で、36歳のウェストブルックは12点、10リバウンド、14アシストを記録。試合残り1分28秒、ダリオ・サリッチが外した3ポイントのリバウンドを奪い、2桁本数に到達。ウェストブルックにとってこの試合唯一のオフェンシブリバウンドだった。 歴代2位はオスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)の181回、同3位はマジック・ジョンソン(元ロサンゼルス・レイカーズ)の138回である。今季からウェストブルックのチームメイトとなった二コラ・ヨキッチは136回で4位、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)が117回で5位に続く。 ウェストブルックは今回の記録に関して、「幸せなことだ。この記録を達成できるほど試合でプレイできていることに心から感謝しているよ。そして先人たちにも感謝している」と、レジェンドたちにも敬意を表した。 なお、ウェストブルックはこれまでオクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツ、ワシントン・ウィザーズ、レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、ナゲッツと所属した6つのチームすべてでトリプルダブルを記録している。これまで並んでいたラジョン・ロンド(元ボストン・セルティックスほか)、マーク・ジャクソン(元インディアナ・ペイサーズほか)を抜いて、こちらも歴代最多記録となった。また、13シーズン連続でのトリプルダブル達成は、ジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか)の17シーズン連続に次ぐ記録である。 2年目のジュリアン・ストローサーは、「トリプルダブル200回は凄い。キャリアで200試合出られるかも分からないのに」と、ウェストブルックの偉業に驚嘆していた。