日本時間7月12日(現地11日)、オーランド・マジックはジャマール・モーズリーをヘッドコーチに招聘したと発表した。球団史上15代目の指揮官は今季まで7シーズンにわたり、ダラス・マーベリックスでアシスタントコーチを務めていた。また、サマーリーグではヘッドコーチも務めている。 なお、マーベリックス以前にもクリーブランド・キャバリアーズ(2010~2014年)、デンバー・ナゲッツ(2005~2010年)にも在籍した経験があるため、選手との接点も少なくない。選手育成に定評があり、コミュニケーターとしての能力も高いことから、今回のヘッドコーチ就任には多くの選手たちがSNSでモーズリーに祝福のメッセージを寄せている。 リチャード・ジェファーソン(元キャバリアーズほか)が「自分の17年のキャリアで最高のACの1人」と絶賛すれば、先日までマーベリックスで一緒だったルカ・ドンチッチも「おめでとう、マイ・ガイ」とツイート。元NBA選手のジェームズ・ホワイトは「自分のバスケットボール人生を変えてくれた最高の1人」とコメントしている。そのほか、バロン・デイビス(元ゴールデンステイト・ウォリアーズほか)やJJ・レディック(マーベリックス)、RJ・ハンプトン(マジック)、殿堂入りコーチのジョージ・カールなどがポジティブなツイートをしていた。 今季のマジックは21勝51敗と失速し、3年ぶりにプレイオフ進出を逃した。しかし、チームには20代前半の若手が多く、コーチング次第でステップアップは十分見込める。選手からの信頼が厚いモーズリーHCは、マジックを浮上させることができるか。