東京五輪に出場するアメリカ代表は、来日に向けてネバダ州ラスベガスで最終調整を行っている。今回のメンバーでは、ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)と、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)の関係性に注目が集まっている。 28歳のビールと23歳のテイタムは、同じミズーリ州セントルイス出身、チャミネード高出身の幼馴染。年齢は5歳離れているが、お互いを“兄弟”と呼び、ビールは小さな頃からテイタムを気にかけ、学校が終わると練習に誘っていたのは有名な話だ。 そんな2人はNBAでも有数のスコアラーに成長し、アメリカ代表の一員となった。今年のNBAオールスターに続いてチームメイトとなったが、“公式戦”に限れば今回が初になる。『USAトゥデー』のジャスティン・クイン記者によれば、ビールは「お互いに興奮しているよ。5分もかからない距離で育ったからね」と特別な思いを抱いているという。 「同じ高校出身の選手が同じチームにいる。それが過去にアメリカ代表であったかどうかは分からない。大きくなってから、同じチームに所属したことはない。ピックアップゲームでさえもね。だから、とにかくエキサイティングだ。彼の成長に関してはすごくハッピーだし、世界の舞台で活躍する姿を見るのが楽しみだ。俺たち(アメリカ代表)は本当に良いチームだ」 ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)らスコアラーが揃うなかで、「究極の目標」に掲げる金メダル獲得を果たせるか。ビールとテイタムの活躍からも目が離せない。