東京五輪に出場するアメリカ代表は、NBAファイナル出場組を除き、ラスベガスで合宿をスタートさせている。ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは、メンバー入りを辞退したが、自分の決断は正しかったとしている。『The Athletic』のマーカス・トンプソン二世記者が伝えた。 昨季に左手を骨折してわずか5試合の出場に終わったカリーは、NBA12年目の2020-21シーズンに完全復活。惜しくもプレイオフ進出は果たせなかったが、レギュラーシーズン63試合に出場して平均32.0得点、5.5リバウンド、5.8アシスト、3ポイント成功率42.1%の成績を残し、自身2度目の得点王にも輝いた。 2010年と14年のワールドカップでアメリカ代表の一員として金メダルを獲得し、東京五輪のメンバー入りが有力視されていたが、5年総額2億120万ドル(約222億円)の契約最終年となる来シーズンへの準備を優先する形で辞退。33歳の年齢を考えれば、4年に一度の祭典を経験するラストチャンスになるかもしれないが、迷いはなかったという。ネバダ州のタホ湖で開催される「アメリカン・センチュリー・セレブリティ・ゴルフチャンピオンシップ」に参加するカリーはこのように語っている。 「難しい決断だったけど、後悔はまったくない。こうしてゴルフをして、家族との時間を楽しんでいる。オリンピックのような最大級のステージでプレイしたくてたまらないけど、僕にとって正しいタイミングではなかった」 NBA12年目でキャリア最高の平均32.0得点を叩き出したカリー。オフにしっかりと充電することで、来シーズンはきっとさらなるハイパフォーマンスを見せてくれるはずだ。