日本時間7月5日(現地4日)、東京五輪への出場権を懸けたリトアニア大会の最終予選でスロベニアとリトアニアが対戦し、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチ擁するスロベニアが96-85で勝利。同国初のオリンピック出場を掴んだ。 この日ドンチッチは31得点、11リバウンド、13アシストとトリプルダブルを達成するなど、殊勲の活躍を披露。最終予選で平均21.3得点、8.0リバウンド、11.3アシストを記録し、トーナメントのMVPに選出された。しかしドンチッチは、自身の活躍以上にチームとしての成功に歓喜。『AP通信』が試合後のコメントを報じている。 「MVPはどうでもいい。僕らは勝った。僕らの国では初めてのオリンピックに行くんだよ。本当に素晴らしい。どんな子どもでも、オリンピックに出ることを夢見ていると思う。僕もその1人で、そして今それを掴んだ。僕らは本当にハードに戦ったから、それに値すると思うよ」 オリンピックに出場する最後の4か国を決める最終予選は、リトアニア、セルビア、クロアチア、カナダで開催。リトアニア大会を制したスロベニアは、東京五輪ではグループCに参戦し、日本、アルゼンチン、スペインと対戦する。 また、同日にはクロアチア大会、セルビア大会、カナダ大会の決勝も行われ、東京五輪出場国が出揃った。クロアチア大会ではドイツ、セルビア大会ではイタリア、カナダ大会ではチェコが勝利し、オリンピックへの切符を獲得。東京五輪では、チェコがアメリカ、フランス、イランのいるグループA、ドイツとイタリアはオーストラリアとナイジェリアがいるグループBに入る。