日本時間7月1日(現地6月30日)、フェニックス・サンズのクリス・ポールが、ロサンゼルス・クリッパーズとのウェスタン・カンファレンス決勝第6戦で、プレイオフ自己最多得点に並ぶ41得点、8アシスト、3スティールを記録した。 試合は終始サンズがペースを握る展開となった。66-57で前半を折り返すと、後半はポールが31得点と爆発。第4クォーターでは33-20とクリッパーズを引き離し、最終的に130-103で勝利。シリーズ4勝目を飾ったサンズが、1993年以来のNBAファイナル進出を決めた。 ポールは試合直後のインタビューで「『クリス・ポールがファイナル進出』という言葉を聞いた感想は?」と質問されると、「いい響きだ。これまですごく努力をしてきた。自分にとっては新しいチームだったけど、全員が最後までやり遂げた。最高の気分だ」と、自身初のファイナル進出に歓喜した。 『ESPN Stats & Info』によれば、ポールが挙げた41得点は36歳以上の選手では、2000年にカール・マローン(当時ユタ・ジャズ)がマークした50得点に次ぐ、プレイオフ史上2位の記録。また、過去25年間でシリーズ突破を決めた試合の後半に30得点以上記録した史上3人目の選手となった。ほか2人はステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)とアンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)。 サンズではポールのほかに、デビン・ブッカーが22得点、7リバウンド、ジェイ・クラウダーが19得点、5リバウンド、ディアンドレ・エイトンが16得点、17リバウンド、2ブロックを記録し、勝利に貢献した。 敗れたクリッパーズはマーカス・モリスが26得点、9リバウンド、ポール・ジョージが21得点、9リバウンド、レジー・ジャクソンが13得点、8アシスト、2スティール、デマーカス・カズンズが12得点、パトリック・べバリーが11得点をマークしかし、FG成功率56.4%と効率よく得点したサンズに対し、成功率41.8%とシュートの精度を欠いた。なお、カワイ・レナードとイビツァ・ズバッツは怪我で欠場している。 サンズはイースタン・カンファレンス決勝を戦うミルウォーキー・バックスとアトランタ・ホークスのいずれかと、NBAファイナルで激突する。