ご意見番チャールズ・バークレー、“スーパーチーム”のネッツに嫌悪感「負けるのを願っている」

ブルックリン・ネッツは今季、ケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデン、ブレイク・グリフィンのスター選手が揃い、リーグ優勝を目指している。しかし、“スーパーチーム”ゆえに、殿堂入り選手で現在は辛口解説で人気を博すチャールズ・バークレーは共感できないようだ。 今年1月に電撃トレードでハーデンを獲得し、デュラント&アービングとの強力ビッグ3が誕生。さらに同3月にはデトロイト・ピストンズとバイアウト(契約買い取り)で合意したグリフィンも加わった。 イースタン・カンファレンスの第2シード(48勝24敗)でポストシーズンに進んだネッツは、プレイオフ1回戦でボストン・セルティックスに4勝1敗で勝利。カンファレンス準決勝では、負傷のハーデンを欠くなかミルウォーキー・バックスと激しい戦いを繰り広げている。 ただ、現在勝ち残っている8チームの中で、バークレーがタイトル獲得を望んでいないチームがネッツのようだ。『American Century Championship golf tournament』のカンファレンス取材で、スーパーチームへの嫌悪を示している。 「KD(デュラント)は素晴らしい選手だ。彼のことはよく知らないが、俺はスーパーチームのファンじゃない。スーパーチームが負けるのを願っている」 バークレーはスーパースターながら優勝を経験できなかったことで、時に否定されることもあるが、自身のキャリアに関しては後悔していないという。 「優勝できなかったと揶揄されるのを分かっていたら、俺、パトリック(ユーイング)、カール・マローン、ジョン・ストックトンはスーパーチームに移籍しただろう。ただ、俺は自分のレガシーに満足している。パトリック、ジョン、カールもそうだと思う。レブロンはマイアミでこのスーパーチームの風潮を作った。それが今の主流になっている。俺の時代は、優勝できなかったとしても、シクサーズは一見の価値があった。ニックスも同様だ。アトランタのドミニク(ウィルキンス)、ペイサーズのレジー(ミラー)は見るに値した」 ネッツが今季リーグ優勝を果たした場合、バークレーは苦虫を噛み潰したような顔になるのは間違いなさそうだ。

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