今季はウェスト5位の42勝を挙げてプレイオフに臨んだポートランド・トレイルブレイザーズだったが、デンバー・ナゲッツとの1回戦では2勝4敗で敗れた。シーズン終了後のインタビューに応じたバスケットボール運営部門社長のニール・オルシェイは、守備の改善を期待していると明かした。『NBC Sports』のダン・フェルドマン記者がレポートしている。 「1回戦敗退、そしてリーグ29位のディフェンシブ・レーティングは、決してロスターのせいではない。課題は明らかだった。次のステップに進むためには、ディフェンスでインパクトを残す必要がある。それが次の動きの基準になるだろう」 ブレイザーズは日本時間6月5日(現地4日)に、テリー・ストッツ前HC(ヘッドコーチ)と合意のうえで退任することを発表している。次の指揮官には、現状のメンバーでどのようにディフェンス面を向上させるかを問うという。 「コーチとインタビューする際、彼らはビジョンを提示する必要がある。我々が先発メンバーの80%と契約下にあるため、候補者はどのようにすればこのチームのディフェンスを別のレベルに引き上げられるかという点について理解しているはず。彼らはその能力があることを示す必要があるだろう」 CJ・マッカラムとノーマン・パウエルはディフェンス力があるものの、サイズに欠ける。ロバート・コビントンはチームのベストディフェンダーだが、オフェンスにやや難があった。 オルシェイが認める通り、ブレイザーズはドラフト上位指名権を持たず、フリーエージェントにとって人気のマーケットではないため、ロスターの大幅なアップグレードは難しいだろう。これまで通りリラード&マッカラムを軸としたメンバーで、ディフェンス力を向上させるというミッションを担うのは誰なのか。新ヘッドコーチの人選はますます注目を浴びそうだ。