日本時間6月8日(現地7日)、フェニックス・サンズはデンバー・ナゲッツとのカンファレンス準決勝第1戦に122-105で勝利した。先発した5人全員が2桁得点を記録し、そのうちの4人が20得点以上を挙げるバランスの良いオフェンスを披露したサンズだが、なかでも目立っていたのはクリス・ポールだった。 ポールは第4クォーター序盤で10連続得点をマークするなど、第3クォーター終了時に9点だったリードを試合残り8分57秒の時点で16点に広げることに成功。その後もミスのないゲームメイクでナゲッツの反撃を許さず、最終的に21得点、6リバウンド、11アシスト、1ターンオーバーという成績を残してサンズを勝利に導いた。 同僚のディアンドレ・エイトンが「彼のおかげで僕らは気持ちよくプレイできる」と称賛するなか、ポールは個人ではなくチーム全体の出来が良かったと試合後に自慢げに語った。そのコメントを『ESPN』のロイス・ヤング記者が伝えている。 「今季ずっと言い続けてきた。僕らのチームは強いとね。誰か1人を相手が警戒していれば、それに対して正しいプレイをする。誰をオープンにする? ミカル(ブリッジズ)も、ジェイ(クラウダー)も、キャム(キャメロン・ジョンソン)もシュートを決める。名前を挙げればキリがない。それがチームとして戦うことの強みだ」 ロサンゼルス・レイカーズとのプレイオフ1回戦で負傷した右肩の状態については、練習はできていないが「良くなっている」としたポール。11シーズンぶりに出場したプレイオフで躍進するチームを、次戦も勝利へ導けるか。 シリーズ第2戦は10日(同9日)に、サンズの本拠地フェニックス・サンズ・アリーナで開催される。