アトランタ・ホークスのトレイ・ヤングは日本時間5月24日(同23日)に行われたニックスとのプレイオフ1回戦初戦で、32得点、10アシストと活躍。ホークスを107-105の勝利に導き、マディソン・スクエア・ガーデンに集ったニックスファンの心を打ち砕いた。 ニックスファンから「トレイ・ヤングはクソ」というチャントを浴びせられるなか、ヤングはプレイで応戦。試合残り0.9秒に決勝フローターを決めると、静かにしろと言わんばかりに人差し指を口に当てて敵地の観客にアピールした。 敵地での罵声を「賛辞」と大胆不敵に語ったヤングについて、実父レイフォードさんは「彼は楽しんでいる。(野次に対して)彼が繊細になることはない」と『New York Daily News』にコメント。90年代にニックスと激しいバトルを繰り広げたレジー・ミラー(元インディアナ ペイサーズ)を引き合いに出し、自身の息子が今後も長くニックスの前に立ちはだかるだろうと、敵対するファンを注告した。 「(ニックスファンが)レジー・ミラーを敵視していた時、レジー・ミラーは全盛期だった。28、29歳でキャリア終盤に差し掛かろうとする時だったけど、トレイのことは今後10〜15年見ることになる。彼はまだ始まったばかり。本来なら大学4年生の年齢だからね」 また、レイフォードさんはヤングの折れないメンタリティについて、「彼は小さい頃から身長が最も低い選手だった。ずっと自身の実力を証明する必要があったんだ」と幼少期に根付いた本能的なものだと説明した。 27日(同26日)に開催されたシリーズ第2戦では92-101でホークスが敗れるも、自身は30得点、7アシストのパフォーマンスを披露したヤング。29日(同28日)の第3戦はアトランタで行われるが、22歳のライジングスターが再びニックスの前に立ちはだかるのか注目となる。