イースト第2シードのブルックリン・ネッツと第7シードのボストン・セルティックスによるプレイオフ1回戦第3戦が日本時間5月29日(現地28日)に行われる。 ネッツのカイリー・アービングは古巣セルティックスファンの前で戦うことになるが、想定される野次について心境を明かした。その内容を『ESPN』のマリカ・アンドリューズ記者が伝えている。 「僕はただチームメイトと共に戦うことに集中している。そして(ファンとの)交戦や差別は何もなく、バスケットボールだけで終わることを期待している」 セルティックスの本拠地TDガーデンで開催されるシリーズ第3戦では、約5000人ほどの観客動員が見込まれている。セルティックスのレジェンドであるビル・ラッセルが「ボストンは差別のフリーマーケット」と過去に表現したように、セルティックスファンは対戦相手を、時には差別用語を使うなど、必要以上に激しく揶揄することで知られている。 2019年にフリーエージェントとしてセルティックスを去りネッツに加入したアービングだが、新型コロナウイルスの影響もあり、セルティックスファンの目の前でプレイするのは第3戦が初となる。厳しい声を浴びせられることが予想されるが、アービングは「観客は下らない言葉を叫ぶかもしれない。でもそれは試合の一部で、自分たちがコントロールできることだけに集中するよ」と冷静に立ち振る舞い勝利を目指すとした。 アービングは今シリーズ2試合で平均22.0得点、6.0リバウンド、3.5アシスト、FG成功率53.1%と活躍し、チームの2連勝に貢献。敵地で行われる第3戦では、ファンからのプレッシャーがかかるなかどのようなプレイを披露するのか。