NBAがドラフト・エントリーの年齢制限引き下げを提案

NBAとNBAの選手会は、選手が大学に1年だけ通ってプロ入りする、いわゆる「one-and-done」というやり方を撤廃しようと、数ヶ月に渡って協議を重ねているようだ。 リーグは、NBAドラフトにエントリーできる年齢を現在の19歳から18歳に引き下げる話をNBPA(NBA選手会)に持ちかけたそうだ。AP通信がキャッチした匿名の情報によると、NBAとNBPAは、今週前半にバハマで開かれた会議でこの件について話し合ったそうだ。 NBAがNBPAに要望を提出したという情報を最初にリポートしたのは、USA Todayだ。 この要望が提出されたのはNBAオールスターウィークエンドの最中であり、今年のドラフト1位指名が確実と言われるデューク大1年生のザイオン・ウィリアムソンが膝を軽く捻挫したこととは無関係だ。 NBAとNBPAは、現行のシステムに関する自分たちの立場を明らかにしていない。アダム・シルバーNBAコミッショナーは、昨年7月の会見で、高校卒業後すぐにNBA入りできるように制度を戻す時期に差し掛かっており、この件について選手たちと団体交渉をするつもりであると話していた。 NBPAは、2022年のドラフトから制度を変更する方向でNBAと話し合っていたようだ。 デューク大で1年だけプレーしてボストン・セルティックスに入団したジェイソン・テイタムは、先日のオールスターウィークエンドで以下のように話していた。 「(年齢制限を再び18歳に引き下げることは)良いアイデアだと思う。高校卒業時点で十分な力を持っているなら、すぐにNBA入りするべきだ。でも、制度の変更を決めるのは俺の仕事ではない」 現地2月20日のインタビューで、ケンタッキー大出身のデマーカス・カズンズ(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は「NBAでプレーできるレベルの選手が1年だけ大学に行く意味が分からない」とコメントしている。 「1年だけ大学に行く意味が分からない。18歳と19歳の間や、17歳と18歳の間にどんな違いがあるんだ。誰だって未成熟で、若くて、人生について無知じゃないか。そこに、どんな違いがあるんだ。誰だって人間として成長している途中じゃないか」 『one-and-done』ルールは2006年のドラフトから始まった。一時期、シルバーNBAコミッショナーは、ドラフトにエントリーできる年齢を20歳に引き上げることすら考慮に入れていたが、後にその考えを改めている。昨年、彼は「リーグと選手会は、より良いシステムを作れるはずだ」とコメントしていた。

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