マイケル・ジョーダンが弟分コービー・ブライアントの精神力を称賛「私以上だったかも」

昨年1月にヘリコプター墜落事故で愛娘ジジと共にこの世を去ったコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)が、日本時間5月16日(現地15日)に行われる2020年の殿堂入り式典で、ティム・ダンカン(元サンアントニオ・スパーズ)やケビン・ガーネット(元ボストン・セルティックスほか)らと共に殿堂入りを果たす。 ブライアントのプレゼンターは、ブライアントの憧れの人であり、目標だったマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズ)が務める。ジョーダンは式典を前に、ブライアントの印象について『ESPN』のジャッキー・マクマラン記者とのインタビューで言及。強烈な競争心を持っていたことで知られる自身以上に、強い精神力を持っていたとブライアントを称賛した。 「彼のプレイスタイルは私と同じだった。彼がその道から外れることなく突き進んだことを私はリスペクトしている。彼はメンタルがタフなヤツだった。もしかしたら私以上だったかもしれない。私を追いかけていたファンは、私がやってきたことを彼がコピーしていたことを嫌っていたのを覚えているよ」 昨年2月に行われた追悼式で、ブライアントを“弟”と呼ぶなど、2人の家族のようにお互いをリスペクトしていた。 そんなジョーダンとブライアントと最後に連絡を交わしたのは、2019年12月8日のテキストメッセージだった。そこではジョーダンがプロデュースするテキーラについての感想から始まり、そして家族の話をしたという。 ブライアントがジジのコーチをしていると聞いていたジョーダンは、やりとりの最後に笑い転げる絵文字と共に「またすぐ会おう、コーチ・コービー」とからかうと、ブライアントは「今ベンチに座っているんだが、相手チームを45-8で蹴散らしているよ」と返信。ジョーダンはこのエピソードを「この文章が大好きなんだ。コービーの競争心を象徴しているからね」と振り返っている。 追悼式では涙ながらに弟分ブライアントの死を悲しんだジョーダンだが、殿堂入りの式典では何か言葉を口にするのだろうか。

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