右足首を痛めて欠場しているロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが、来週には戦列復帰するとシャムズ・シャラニア記者が報じている。 ジェームズは今季、同箇所の負傷で20試合を欠場。先月末、約1か月半ぶりに復帰したが、日本時間5月3日(現地2日)のトロント・ラプターズ戦を最後に再び戦列を離れていた。 プレイオフを万全の状態で迎えるため、今回の欠場は長引くと予想する声もあったが、レイカーズは6日(同5日)現在でウェスト6位と今後の戦績次第ではプレイイン・トーナメントにまわってしまう可能性がある。プレイイン・トーナメントを回避できれば、プレイオフ初戦まで最低でも5日間空けられるため、第6シードは死守したい。そのためにもシーズンの残り試合でジェームズがプレイするのはチームにとって心強いはずだ。 しかし、もし現地で週末にあたる10日(同9日)のフェニックス・サンズ戦まで欠場すると、残り4試合は12日(同11日)のニューヨーク・ニックス戦と13日(同13日)のヒューストン・ロケッツ戦、15日(同14日)のインディアナ・ペイサーズ戦と16日(同15日)のニューオーリンズ・ペリカンズ戦と、連戦が2回続くタフな日程となっている。もしジェームズが連戦で片方の試合しか出場しなかった場合、残り2試合しかプレイするチャンスがないのだ。 そして何より、痛みを抱えた状態でレブロンにプレイさせるのは、チームにとっても長期的には得策ではない。途中退場したラプターズ戦でレブロンは、リングへのアタックは限定的でジャンプシュートを多用していたが、レブロン本来の姿とは程遠かった。 プレイイン・トーナメント回避のために無理をすれば、そのツケはプレイオフに回ってくる可能性もある。しかし昨季もファイナルを戦い、どのチームよりも短いオフを経て今季に挑んでいるレイカーズにとっては、試合数が減り、5日間の空きができるのは大きい。チームもジェームズ自身も、難しい判断を迫られることになりそうだ。