今季終了後にフリーエージェント(FA)になるロサンゼルス・レイカーズのデニス・シュルーダーに、ニューヨーク・ニックスが興味を示しているようだ。『SNY』のNBAインサイダーであるイアン・ベグリー記者が以下のように報じている。 「(ニックスフロントの)何人かはシュルーダーに興味があり、ロンゾ・ボール(ニューオーリンズ・ペリカンズ)も球団は気に入っている。ただ、両者の支持はまとまったものではないようだ」 またベグリー記者は、3月末にシュルーダーがレイカーズからの契約延長を拒否したと報道されたことに着目。契約金の入札戦争は避けたいという気持ちがニックスにはあるとしつつ、「シュルーダーは獲得候補リストに間違いなく入っている。シュートの評価は高くないものの、ペースを上げるられるガードの獲得をニックスは検討している」と伝えている。 今季よりレイカーズに加入した27歳のシュルーダーは、53試合で平均15.4得点、3.5リバウンド、5.5アシスト、1.2スティールを記録。オクラホマシティ・サンダーでプレイした昨季は、ベンチから平均18.9得点、3.6リバウンド、4.0アシストという成績を残し、最優秀シックスマン賞の投票で2位に入った。 ニックスは今季31勝27敗でイースト6位につけており、8シーズンぶりのプレイオフ出場を視野に入れている。今季終了後にはエルフリッド・ペイトン、デリック・ローズ、フランク・ニリキナのポイントガード3人がFAとなるため、オフシーズンに新たな司令塔を獲得することが噂されている。最低でも5000万ドルのサラリーキャップスペースが生まれると見込まれるニックスだが、果たしてその半分近くをドイツ出身のスコアリングガードに費やすのだろうか。