ウォリアーズはブラッドリー・ビールをトレードで獲得すべき? 米有名記者が再建案を検証

ゴールデンステイト・ウォリアーズは現在、ウェスタン・カンファレンス10位(24勝27敗)とプレイイン・トーナメント進出権を手にできる最終スポットを何とか維持している。一方で、黄金期を知るステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンの主力トリオは全員30歳を超え、変革期を迎えつつあるのもまた事実。『The Athletic』のデイビット・オルドリッジ記者は、ワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールのトレード案を検証している。 昨季リーグ最下位(15勝50敗)に沈んだウォリアーズは、カリーとトンプソンの“スプラッシュ・ブラザーズ”が、それぞれ左手骨折と左膝前十字靭帯断裂から復活して巻き返しを期すはずだった。しかし、昨年11月にトンプソンが右足アキレス腱を断裂して2年連続で全休が決定的に。26歳のアンドリュー・ウィギンズ、25歳のケリー・ウーブレイJr.、19歳の新人ジェームズ・ワイズマンがスタメンに名を連ねる陣容でシーズンに臨んだ。 カリーがリーグ2位の平均29.7点を挙げているが、3月下旬には借金生活に突入。カリーが不在だった日本時間4月3日(現地2日)のトロント・ラプターズ戦では今季リーグワーストの53点差で大敗、続くアトランタ・ホークス戦ではカリーが戦列に戻るも、チーム力の差を見せつけられる形で逆転負けを喫した。 2014年からチームの指揮を執るスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、今季の状況がこれまでの中で最もタフな状況だと明かしている。 「私は今年で7年目とまだ比較的若いコーチだが、パズルがはまらないのは初めてだ。最初の5年間はすべてがスムーズに進んだ。完璧にフィットする素晴らしいロースターを持っていた。シューター、パサー、ディフェンダー、攻守を備えた選手たちがいた。今シーズンはパズルを組み立てるのが非常に難しく、様々なラインアップを試してきた。フラストレーションはあるが、一貫性を求めて模索し続けないといけない」 2014-15シーズンから5年連続でNBAファイナルに進出し、優勝3回を果たしたウォリアーズもカリーが33歳、トンプソンとグリーンが31歳と世代交代の時期に差し掛かっている。ただ、カリー(4300万ドル/約47億2000万円)、トンプソン(3500万ドル/約38億4000万円)、グリーン(2200万ドル/約24億1000万円)、ウィギンズ(2950万ドル/約32億4000万円)が高額年俸のため、ミッドレベル例外条項を除いて今夏にFA市場で選手を獲得できない。そのなかで、オルドリッジ記者は昨季終了後にも噂の上がったビールのトレード獲得案について触れている。 ビールは今季リーグトップの平均31.2得点を挙げ、オールスター初先発も務めるなど、個人としては最高のシーズンを過ごしている。しかし、チームはイースタン・カンファレンス13位(18勝32敗)に沈んでおり、プレイイン・トーナメント進出も困難な状況。オルドリッジ記者はビールのウィザーズへの忠誠心について前置きしつつも、「彼は勝ちたいと思っており、ウィザーズは今シーズンも成績は良くない」として、ウィギンズ、ワイズマン、ドラフト上位指名権との交換の可能性も指摘している。 果たして、ウォリアーズは再建モードに舵を切るのか。シーズン終了後の動向に注目が集まりそうだ。

2021/4/10 八村塁ハイライト(vs ウォリアーズ)

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