日常化するトリプルダブル 達成率は9年前から約700%も上昇

2020-21シーズンは、トリプルダブルの時代と言えるかもしれない。選手が1試合で得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックという5つの項目のうち3つで、2桁を記録することで達成となるトリプルダブル。今季は同じ日に合計6選手がトリプルダブルを記録するなど、過去にないペースでトリプルダブル数が増えている。 『AP通信』のティム・レイノルズ記者によれば、今季は7試合に1度の頻度でトリプルダブルが達成されており、リーグ全体の達成率は昨季から47%も上昇。また、シーズンを通して合計18回しか記録されなかった2011-12シーズンと比較すると、達成率は700%以上もアップしているという。 今季は692試合目でシーズン100回目のトリプルダブルに到達。これは過去最速のペースであり、シーズン最多記録(127)も更新されることは見込まれている。 レイノルズ記者は、トリプルダブル増加の要因を2つピックアップして紹介している。 「いくつか理由はあるが、2つは明らかだ。(ハンドチェック禁止などによる)選手の動きの自由化で、審判のジャッジがオフェンスプレイヤー寄りとなり、得点数とアシスト数が増えた。そしてプレイペースが速くなったことで、その分リバウンド数が増加している。9年前と比べて、チームの平均ポゼッションとシュート数は約8本ほど増えている」 日本時間3月31日(現地30日)時点で、今季最多のトリプルダブル数を記録しているのは、ワシントン・ウィザーズのラッセル・ウェストブルック で17回。その後をジェームズ・ハーデン(ブルックリン・ネッツ)とニコラ・ヨキッチ(デンバー。ナゲッツ )が12回、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)が9回で追っている。 なお、ウェストブルックは、直近5シーズンで4度目となるシーズントリプルダブルを記録中(平均21.8得点、10.3リバウンド、10.6アシスト)。キャリア通算では163回のトリプルダブルを達成しており、オスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)の通算最多記録(181回)にあと18回と迫っている。 時代の変化とともに、以前ほどの珍しさは無くなったかもしれないが、トリプルダブルを達成するNBA選手が並外れた存在であることは間違いないだろう。

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