ニューオーリンズ・ペリカンズのロンゾ・ボールは、日本時間3月26日(現地25日)のトレード期限前に移籍が噂された選手の1人だ。最終的にはペリカンズ残留となったが、移籍する可能性のあったその時の心境を振り返った。 31日(同30日)、トレード期限後初めて メディア取材に対応したボールが語った内容を、『ESPN』のアンドリュー・ロペス記者が伝えている。 「(移籍は)頭の中にあったよ。どんなことでも対応する準備はできていた。多くの人が(自身のトレードについて)連絡していたしね。結果的にはなるべきようになり、自分はいるべき場所にとどまった」 ペリカンズ残留を「嬉しい」と語ったボール。今季終了後には制限付きフリーエージェントになるが、ザイオン・ウィリアムソンとブランドン・イングラムという若手スターが揃うチームの将来について、前向きなコメントを残している。 「ここは居心地がいいんだ。彼らとプレイするのが大好きだし、若手も多い。今後いいチームになれると思うよ」 ボールは4年目の今季、38試合で平均14.2得点、4.2リバウンド、5.6アシスト、1.3スティールを記録。得点、フィールドゴール成功率(42.5%)、3ポイント成功率(38.5%)は自己最高と、キャリアベストのシーズンを過ごしている。 直近5試合を股関節の怪我で欠場しており、復帰時期は未定。しかし、シュート練習は再開しており、「可能な限り早くコートに戻り、プレイオフに出場したい」と復帰へ意欲的なコメントを残している。 シーズン21勝25敗のペリカンズは、現在ウェスト12位。プレイイン・トーナメント出場権獲得に向け、司令塔の早期復活が待たれる。