ブルズ移籍のニコラ・ブーチェビッチ、古巣マジックへの質問で涙「別れは正直つらかった」

シカゴ・ブルズは日本時間3月26日(現地25日)、オーランド・マジックからトレードでニコラ・ブーチェビッチを獲得した。30歳のベテランセンターは、約9年を過ごした古巣について問われると、感情がこみ上げて涙をこらえながら胸中を明かした。 2011年のドラフト1巡目全体16位でフィラデルフィア・76ersに指名されたブーチェビッチは、12年8月に4チーム間の大型トレードでマジックへ移籍。在籍8年半の間、レギュラーの座を守り、リーグトップクラスのセンターへと成長を遂げた。 今季も44試合に出場してキャリアハイ相当の平均24.5得点、11.8リバウンド、3.8アシストをマークしていたなかで、ブルズへのトレードが成立。プレイオフ進出に向けた切り札として期待が懸かる。 『Bulls.com』のサム・スミス記者によると、マジックでの9年間について問われたブーチェビッチは涙をこらえて思いを口にした。 「感情的になったよ。9年間でたくさんの素晴らしい人たちに出会った。その場所を離れるのは、正直つらすぎた。若手の時に加入して、もういい大人になってチームを去った。何年もいたから、別れは明らかにつらかった」 ただ、自身3チーム目となるブルズの一員となり、気持ちはもう切り替わっているようだ。 「ジョン・ハモンドGM(ゼネラルマネージャー)から電話があった時、交渉が行われているのは分かっていたけど、少しショックだった。ただ、実際にトレードとなったら気分は少し違う。このグループにフィットできると思う」 ブルズデビュー戦となった3月28日(同27日)のサンアントニオ・スパーズ戦で21得点、9リバウンド、4アシストを記録するも、黒星発進となったブーチェビッチだが、さらにギアを上げてチームをプレイオフ進出へ導きたいところだ。

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