オクラホマシティ・サンダーは現在ウェスタン・カンファレンス13位(19勝25敗)で、プレイイン・トーナメントの出場圏となる10位ゴールデンステイト・ウォリアーズ(22勝24敗)に2ゲーム差と、ポストシーズンに向けて勝負所を迎えている。そのなかで、チームは若手起用を優先すべく、34歳のベテランであるアル・ホーフォードを残りの試合ではプレイさせない方針だという。 今季フィラデルフィア・76ersからトレードで加入したホーフォードは、ここまで28試合で先発センターを務め、平均14.2得点、6.7リバウンド、3.4アシスト、3ポイント成功率36.8%をマーク。日本時間3月25日(現地24日)のメンフィス・グリズリーズ戦でも13得点、8リバウンド、6アシストの成績を残した。 そのなかで、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、サンダーは若手のローテーション起用を優先させるため、ホーフォードを残りの試合で使わず、シーズン終了後にトレードを模索すると報じた。 「ホーフォードはチームに残り、練習施設でトレーニングする予定だ。2年総額5300万ドル(約58億円)の契約を残し、サム・プレスティ(ゼネラルマネージャー)はシーズン終了後、ホーフォードと彼の代理人であるジェイソン・グルションと今後のキャリアにより適したチームを見つけることを約束した」 オールスター出場5回を誇るベテランのホーフォードもチームの決断を受け入れているようで、シーズン残りの試合でもチームをサポートすることを誓っている。 「僕は加入した時に、このチームの方向性を理解した。ともに素晴らしいプランを立て、結果としてサンダーのために良いバスケットボールができたと思う。同時に、意欲的な若手にとって、シーズンのこの段階で意味のある出場時間を手にするのが成長にどれだけ重要か理解している。これまでサポートしてくれた人たちを手助けできるのを楽しみにしている」 サンダーの選手たちはホーフォードのためにも一致団結し、逆転でのプレイオフ進出を目指すことになりそうだ。