ダラス・マーベリックスが好調だ。2月に入って以降の17試合で12勝5敗と白星を重ねて借金の返済に成功。現在は20勝17敗でウェスト8位につけている。 ルカ・ドンチッチがエースとしてチームを牽引しているのはもちろんのこと、最近は相棒のクリスタプス・ポルジンギスがその存在感を高めている。出場した直近10試合でチームはわずか1敗。また、今季20得点以上マークした試合では7勝3敗、7本以上フィールドゴールに成功した試合では10勝4敗とその活躍が結果に直結している。 日本時間3月14日(現地13日)のデンバー・ナゲッツ戦では、5本の3ポイントを含む25得点、6リバウンド、1スティール、3ブロックと攻守で活躍。その多彩さから“ユニコーン”と称されるポルジンギスの試合における影響力について、今季よりマーベリックスに加入した同僚ジョシュ・リチャードソンが試合後に言及した。マーベリックス公式サイトのドウェイン・プライス記者がコメントを紹介している。 「KPは攻守で僕らにとって非常に重要な存在だ。彼のことをしっかりと使い、彼が攻守で勢いに乗っている時、僕らは彼から多くのエナジーをもらう。ブロックもしていたし、彼はどこからでも得点が取れる。シュートが入らない時でも、彼にはマークを引きつける力があり、相手のダブルチームを誘う。彼はパスをすべきか、それとも得点を狙うのかを分かっているし、いいチームメイトだ。ここ数週間は本当に素晴らしいね」 昨年10月にひざの手術を受けたポルジンギスは、今季開幕から9試合を欠場している。復帰後の22試合で平均20.7得点、8.5リバウンド、1.5ブロック、3ポイント成功率37.0%を記録するなか、コンディションと連携が徐々に向上していると本人は語っている。 「いい調子だ。試合を重ねるごとにリズムが良くなっていると思う。いつも言っていることだけれど、チームメイトも僕とプレイすることに慣れるために時間がかかる。特にJリッチ(リチャードソンの愛称)とかはね。今は自分が得意とするスポットでボールをくれる。ローポストでパスを要求しているときも、タイミングが良くなっている。それら全てがハマってきており、オフェンスが良くなればディフェンスのレベルも高まるんだ。今日はそれができたね」 ポルジンギスとともに調子を上げるマーベリックスは次戦、16日(同15日)に強豪ロサンゼルス・クリッパーズと対戦する。この勢いを維持できるのか注目だ。