ジャズは「レイカーズの最大の脅威」 スーパースター不在も米識者は王者撃破の最右翼に指名

ユタ・ジャズは今季、ディフェンディングチャンピオンのロサンゼルス・レイカーズ(22勝11敗)や2年連続リーグ最高勝率のミルウォーキー・バックス(20勝13敗)を抑え、リーグ首位(26勝6敗)に立っている。米識者も“王者撃破”の最右翼を考えているようだ。 フランチャイズ史上最高の序盤戦を過ごし、オフェンシブ・レーティング(119.1)とディフェンシブ・レーティング(106.2)でともに2位と、両部門で唯一のトップ5入りを果たしているジャズ。日本時間2月20日(現地19日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦に敗れて連勝は「9」でストップしたが、ドノバン・ミッチェルとルディ・ゴベアの2枚看板、スーパーサブのジョーダン・クラークソン、司令塔マイク・コンリーを中心に安定した戦いを見せている。 もっとも、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)やケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)、ヤニス・アデトクンボ(バックス)といったスーパースターはいない影響もあり、その好成績とは裏腹に下馬評が低い印象は否めない。『ESPN』のホルヘ・セダーノ記者が「なぜ誰もジャズを信用できない?」との質問に対して答えた内容を、『utahjazz.com』のJP・チュンガ記者が伝えている。 「ほとんどの優勝チームにはスーパースターがいる。ドノバン(ミッチェル)はスターで、スーパースターになれると思うが、もう少し時間がかかる。ルディ・ゴベアは地球上でベストのディフェンシブ・プレイヤーだ。デトロイト・ピストンズにいたベン・ウォーレスと同じ。数字が示す事実以上のものがある。今年のジャズは2004年のピストンズ、ないしは昨季のマイアミ・ヒート(NBAファイナル進出)を彷彿させる」 セダーノ記者はチャンシー・ビラップスらを中心とした2004年のデトロイト・ピストンズ、ダーク・ノビツキーを擁した2011年のダラス・マーベリックスと、チーム力を武器にリーグを制したチームの名前を挙げ、ジャズのファイナル進出の可能性も予想している。 「ジャズはレイカーズとのカンファレンス決勝に進むべきだ。レイカーズの最大の脅威だろう」 ジョン・ストックトン&カール・マローンの名デュオでも成し遂げられなかった優勝を、今季のチームで勝ち獲れるだろうか。

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