デンバー・ナゲッツのジャマール・マレーは、日本時間2月20日(現地19日)に敵地で行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦で50得点を挙げ、120-103の勝利に貢献した。キャリアハイを更新しただけなく、記録ずくめのパフォーマンスだったことに注目が集まっている。 2月18日(同17日)のワシントン・ウィザーズ戦で今季自己最多の35得点を記録したマレーは、キャバリアーズ戦でレギュラーシーズンのキャリアハイとなる50得点をマーク。試合の残り12分間で20得点を叩き出し、チームを勝利に導いた。 この日は、フィールドゴール21/25、3ポイントシュート8/10と絶好調だったが、『NBA.com』によればフリースローなしでの50得点は史上初。50得点、3ポイント成功8本、シュート成功率80%以上を記録した初の選手として名を刻み、シュート成功率84%での50得点も、1967年にウィルト・チェンバレンが記録した87%に迫るものだった。 昨年のプレイオフ1回戦で2度の50得点を挙げて話題を呼んだマレー。キャリア通算3回目の50得点はフランチャイズ史上最多となり、『Nuggets.com』のアレックス・ラビドー記者は、「僕は自分のシュートを決めただけだけど、歴史を作るのはクールだった。素晴らしい雰囲気で楽しかったよ」という本人のコメントを伝えている。 また、マイク・マローンHC(ヘッドコーチ)も「長年リーグに携わってきて、50得点のゲームをたくさん見てきたが、彼(マレー)ほど効率的にプレイするのは本当に驚異的だ」と、ニコラ・ヨキッチに並ぶチームの大黒柱に賛辞を送っていた。