フィラデルフィア・76ers(以下、シクサーズ)のジョエル・エンビードは、日本時間2月20日(現地19日)のシカゴ・ブルズ戦でキャリアハイの50得点をマーク。殿堂入りを果たしている名センターに肩を並べ、フランチャイズの歴史に名を刻んだ。 キャリア7年目の今季、エンビードは攻撃面で支配力を増し、イースタン・カンファレンス首位を走るチームを支えてきた。20日のブルズ戦でも自己最多を更新する50得点、17リバウンド、5アシスト、2スティール、4ブロックを叩き出し、112-105と勝利に導いた。 『NBA.com』によると、シクサーズの歴史において50得点、15リバウンド、5アシスト以上は、往年の名センターであるウィルト・チェンバレンに次いで2人目の快挙だという。 シクサーズはドック・リバース新HC(ヘッドコーチ)の下で抜群のケミストリーを見せているが、エンビードは自身のプレイに“心のゆとり”があることも好調の要因に挙げている。『Sixers.com』は試合後の記者会見のコメントを伝えている。 「ゲームが遅くなったように感じた。今年と去年の違いは、コーチだけじゃない。俺はコートにいるすべての瞬間を支配しようとしている。去年はつらい時間を過ごしたし、そこまでの意思がなかった。オフに起こったすべてのことが、大きな助けになっている。ファンのため、(フィラデルフィアの)街のためにプレイしている」 平均得点でリーグ2位(30.5点)に浮上し、オールスターの先発も決まっているエンビード。無限のポテンシャルを世界にアピールしている。