ブルックリン・ネッツは、リーグの定めた新型コロナウイルスのヘルス&セーフティプロトコルで3試合を欠場したケビン・デュラントがチームに合流し、日本時間2月14日(現地13日)から始まるアウェー5連戦に帯同することが決まった。 2019年NBAファイナル第5戦で負った右足アキレス腱断裂から復活したデュラントは、2月6日(現地5日)のトロント・ラプターズ戦でヘルス&セーフティプロトコルにより、スタメンから外れた。キャリア通算867試合目で初めて途中出場となったが、19分間プレイした後、第3クォーター途中に再び同ルールが理由で試合出場が不可能になった。 7日間の隔離を経て、日本時間12日(現地11日)にチーム活動に再合流したデュラント。『Nets.com』のトム・ダウド記者は、“帰ってきたエース”に関するスティーブ・ナッシュHC(ヘッドコーチ)のコメントを紹介している。 「ケビンは我々と一緒に練習して、準備ができている。彼はバスケットボールが大好きだし、恋しがっている」 アウェー5連戦初日となる14日に対戦するのは、デュラントが2016~19年に在籍し、2度の優勝を経験したゴールデンステイト・ウォリアーズ。古巣との一戦について、「ゴールデンステイトでプレイして、チームケミストリーを構築できることを楽しみにしている。ゴールデンステイトでは素晴らしい時を過ごした。ベイエリアに戻るにあたって、(コロナ感染防止対策でアリーナに)ファンがいないのは残念だ」と語っている。 今季は故障明けのシーズンながら、デュラントはここまでリーグ3位相当の平均29.5得点、7.4リバウンド、5.2アシスト、シュート成功率52.9%と好成績をマーク。ナッシュHCも「ケビンは少なくともすべての期待に応えている。彼がどれだけハードに練習し、準備してきたか知っている。シーズンのこんな早い段階から、このレベルのプレイを見せられるとは思っていなかった」と想像以上の働きだと評価している。 カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンとの“ビッグ3”が注目を集めるが、やはりデュラントがいてこそのネッツと言っていいだろう。